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アトリエフォルマーレとは

3フロアからなる建物に、バッグ作りの現場とスクールが併設される〈アトリエフォルマーレ〉。1階部分が「SAN HIDEAKI MIHARA」「ラクゼット」などのプライベートブランドや、他社ブランドのバッグの製作・デザインを行う会社、3階部分が現役のプロ講師による学校〈バッグクラフトマスタースクール〉となっています。そして2階部分は、卒業生たちや一般に向けてのシェアオフィスに。メーカーや百貨店、セレクトショップのバイヤー、金具や革の問屋など、バッグ業界のプロたちが頻繁に出入りする環境で、在校生も卒業生も、生きた現場に触れることができるのです。

「バッグにまつわる多くの出会いとチャンスが生まれる場所を目指しています」

三原英詳

代表・三原英詳

私がバッグデザイナーとして仕事を始めたころに、サンプル職人として出会ったのが、現校長の大月照雄でした。卓越した技術に加えて、デザイナーの意図をくみ取り形にできる勘の良さを持つ職人には、彼のほかにいまだなかなか出会えていません。さらには、日本の鞄業界の職人不足も深刻です。日本人にはまじめさや丁寧さ、きめ細やかさといった、職人としての資質が備わっているにもかかわらず、それを絶やしてしまうのは残念でなりません。デザイナーが作りたいバッグを、具現化してくれる腕のいい職人がやがていなくなってしまうかもしれない。
大月校長の技術を、職人としての遺伝子を後世に継承させたい。そして大月校長自身も、同じ思いを抱えていました。「職人の見習いとして入っても“技術は目で見て覚えるもの。ミシンを使えるまでには3年の下積み”が常という時代錯誤の世界で、若手が育たない。“見て盗め”なんて言う前にちょっと教えればすぐに覚えられるんだから」。

そんな私たちの思いから、この〈バッグクラフトマスタースクール〉は生まれました。
そしてここでは、会社として実際にバッグの製作も行われています。もしも将来バッグ作りの道に進みたければ、さまざまなチャンスに出会える場所でもあるのです。私がこの業界に入って右も左もわからずにいたときに、たまたま良い出会いがあったから前に進めたという経験から、これから始める若手にそういう場を提供したいという思いがあるのです。2003年にスクール1期生が誕生して以来、今ではバッグ業界で活躍する卒業生も増えてきました。アトリエフォルマーレが、バッグ作りの原点となり、交流の場となり、たくさんのチャンスが生まれる場所になればいいと願っています。

三原英詳 Hideaki Mihara
アトリエフォルマーレ代表。「SAN HIDEAKI MIHARA」を筆頭に、アトリエフォルマーレで製作するバッグの企画・デザインを手掛けている。

屋上
晴れた日には、スカイツリーを近くに見ることができます。