• 資料請求
  • 無料見学会予約
  • バッグクラフトマスタースクール公式ブログ
  • スペシャルセミナー
  • サンヒデアキミハラ
  • facebook

インタビュー

プロフェッショナルの声

片野 一徳

片野 一徳

Kazunori Katano

丸ヨ片野製鞄所 代表

プロフィール

1949年 東京生まれ
1969年 美学校にて中西教室にて学ぶ
1980年代 革を使った平面作品を発表する
1985年 父の跡を継ぎ(有)丸ヨ片野製鞄所代表取締役に就任する
2006年 革の表現の可能性を追求するをテーマにMARUYO.INを立上

普通に10時間掛かるところを、5時間でやってしまう
そういうのが職人の世界

丸ヨ片野製鞄

鞄作りの仕事について

御社の仕事内容を教えてください。

70〜80%がOEM生産、あとはオリジナル商品の生産です。レディースが80%くらいで、ほとんど革製品を製造しています。OEMは受注生産なので、お客様のご依頼に合ったものを提供できるかどうかを気にしています。職人10人ほどで制作しています。

片野様が鞄作り(仕事)で大切にしていることを教えて頂けますか?

お客様のご希望に添えるモノ作りを目指しております。

この仕事のやりがいはどんなところでしょうか?

発注されたものと、納品したもののイメージがぴったり合ったときです。

片野さんがこの仕事を始めたきっかけはなんだったのでしょう?

私は二代目なので、もともと親がこの仕事をしていました。

この地域(墨田区)は職人さんが多い地域ですか?

いまはそんなに多くないですね。一昔前は沢山いましたが。
それでも、メーカーさんだけで60件くらいはありますね。特に小物屋さんが多いですね。また台東区の方は問屋さんと大きいメーカーさんがあります。
東京都のバッグの地場産業は墨田と台東で占めてます。鞄は足立区が多いですが。
以前は職人さんがそこで育って、10年くらいしたら草加や郊外のあたりで独立したりして…というのがよく見られましたね。

丸ヨ片野製鞄

バッグ業界の現状を教えてください

私は60代ですが、我々の子供世代があまり継いでいないというのが現状です。
私たちの世代はモノが足りない時代だったので、モノ作りに対するウエイトが今とは違いました。職人を5年続ければ、大卒と同じ給料がもらえましたから。
ですので、もう一度魅力のある職場にしないといけないという危機感はあります。
今、またジャパンメイドが見直されていますが、日本で作るという価値は、高いクオリティと、丁寧な作りにあります。 ただ、クオリティを高くするのはいいけど、それだけの価値で売れるかというのはまた別の問題ですが。
業界自体はそういう風に、ある程度力を持っているメーカーさんは自前の工房を作っているところもありますし、 小規模で展開しているところと、二極化していますね。
若い子がオリジナルを売れる時代になっているので、そっちに向かうっていうのが多いですよね。 でも、なかなかその中で出てくるのは難しいと思います。
また今は働き方も2通りあると言えますね。会社に入って工房でやる人と、個人でやる人と。
量産を考えて型紙を作るので、個人でやる場合は量産の仕組みがわからないとなりません。
やっぱり学校を出て3年くらいは量産を修行してもらわないと、早さと正確さが身に付かないので。

普通に10時間掛かるところを、5時間でやってしまう。
そういうのが職人の世界ですから。

支援やサポート体制というようなものはありますか?

業界として取り組んでいるのが認定制度ですね。
組合員だけではなく広く一般の方も受けられます。そういう個人でやっていてもそこで発表の場が増えたりしますね。

丸ヨ片野製鞄

採用、人について

一緒に働くスタッフにはどんなことを求めますか?

うーん、なに求めてるんだろう…(笑)
モノ作りに関して言えば、1を言えば、そのアイデアを数パターンの引き出しを揃えてもらいたいですね。
バッグのことだけでなくて、いろんなモノ作りのテクニックなりなんなり、鞄作りに応用出来ることがあると思うし、そういうものを持ってた方が良いですね。

どんな人と一緒に働きたいでしょうか?

モノ作りだからやはり良いもの、クオリティをあげていける相手や、熱意を持って仕事に取り組める方です。

採用について、どのような点を重要視していますか?

気持ちが同じ方向を向ける人ですね。

バッグクラフトマスタースクールについて

片野様とバッグクラフトマスタースクールとのつながりを教えて頂けますか?

大月校長と三原社長が一生懸命カリキュラムを作っていたころからよく知っています。 大月校長は職人さんだけど、教えたいという気持ちがすごくありました。自分は盗んで覚えたけど、もっと合理的に教えたいという気持ちがあったのだと思います。
3年掛かるところを、1年半でやってしまうという点は非常に良いですね。
また、業界からの職人からの発信なので、そういった面も素晴らしいと思います。

これからの本校の学生に向けて一言お願いします

そうですね、学生さんには就職して持続して頂きたいですね。
自分で作って自分のバッグを売りたいという人が多いけどね。いきなりオリジナルでなくまずは就職してからそれを持続して欲しいですね。

丸ヨ片野製鞄

片野様ありがとうございました。