• 資料請求
  • 無料見学会予約
  • バッグクラフトマスタースクール公式ブログ
  • スペシャルセミナー
  • サンヒデアキミハラ
  • facebook

卒業生の皆さんへ

卒業生プロフファイル

17期生

藤本 純一さん
KUGIRI
デザイナー
藤本 純一さん
〈ポップアップ・フォルマーレ〉にも出品。
「今でも行き詰まったら、先生方に話をしに戻ってきます」

 自身で立ち上げたブランド「KUGIRI」で革製のバッグや小物のデザインを手がける藤本純一さんは、2013年に当校を卒業した17期生。なかでも日本の巻物からインスピレーションを得て作った「ロールペンケース」は、ブランドを代表する定番の人気商品となっています。
 藤本さんは服飾の専門学校で服のパターンを学んだ後、革製品を作る職人のもとで学びながら働きました。職人のもと、いわば実践型の経験を積むうちに「きちんと鞄のための型紙がひけるようになりたい」と思い、当スクールへ。
「型紙が数ミリ違うだけで、ラインも形も変わってくるんです。それだけ型紙は大切」。それは服飾の学校で基礎を学んだ藤本さんならではの発想かもしれません。
「この技術を身につけるまでが一番時間がかかるのではないかと思います。卒業して4年になりますが、今でも授業のおさらいをすることもあるほど」
 すでに鞄づくりの経験を積んでいた藤本さんだけに、このスクールでの一年半の授業を無駄なく計画的に受けました。基礎コースでは「とにかく先生の考え方を盗むこと」に徹し、中級では型紙のひきかたと考え方を徹底的に身につけるため「授業以外に一日3時間は型紙と向き合い」、上級では合同展示会〈rooms〉※1を目標にバッグ作りを行いました。なかでも展示会に出品するという経験は、とても貴重なものだったといいます。「最初はバイヤーに対して何をアピールしたらいいのかまるで分りませんでした。卒業後も出品させてもらい、回を重ねるごとに自分のスタイルもわかってきて。そのうち『〈rooms〉でみたことがある』と言われるようになりました。展示会という実践の場に出ることで、いいものを作るだけではなく、まずは見てもらうこと、覚えてもらうことの大切さを知りました」。
その甲斐もあってか、今では百貨店などの催事などで声がかかり、全国を飛び回るほどに。さらなる藤本さんの励みは、卒業生5人による〈ポップアップ・フォルマーレ〉※2。今年の3月・4月には松屋銀座、4月・5月には新宿タカシマヤでポップアップショップを開催しました。
「一人で百貨店のポップアップショップを背負うにはノルマも考えると荷が重いけれど、5人なら負担は5分割で、強度は5倍になります。そして行き詰まったら、〈アトリエフォルマーレ〉に戻ってきて、先生や皆さんと会話します」。

〈rooms〉※1国内外の小物ブランドを扱う会社アッシュペー・フランスが主体となり、年に2回バイヤーやジャーナリストを呼んで開催する大規模な合同展示会。出展するクリエーターはオーディションで厳選されているが、〈アトリエフォルマーレ〉としての枠を確保しているため、スクール在校生と卒業生は出品が可能。

〈ポップアップ・フォルマーレ〉※2スクール卒業生支援の一環として、百貨店で期間限定のポップアップショップを展開。デザイナーとして独立しても、なかなか一人で出店することは難しいところを、〈アトリエフォルマーレ〉として合同で出店する機会を設けている。

KUGIRI

2012年に立ち上げた革鞄・革小物のブランド。革の持つ質感を生かしたデザインであると同時に、日常使いに便利な機能性の高いものを提案。ミニマルだけどしゃれたキャップのようなキーカバー(1)、クリアファイルをモチーフにしたパスケース(2)、中の色が鮮やかなロールペンケース(3)など、実用的でありながらハッとするデザイン性の高さで人気を得ている。

オフィシャルサイト

http://kugiri.com

本校卒業生のウェブサイトリンク一覧
  • KUGIRI
  • 株式会社テンボカネート